安心安全な羽毛布団の商品を自信をもってお勧めします。
山梨県白州、甲斐駒ヶ岳の伏流水(地下水)で洗浄しています。洗剤を一切使用していません。羽毛の洗浄から充填、側地の縫製、検査、梱包、出荷まで、すべての工程を山梨県南アルプスのふもとの工場で行う『メイド・イン・ジャパン』の羽毛布団です。
100サテン羽毛布団 |
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FDD93% |
HGD93% |
シングル |
¥41,622 |
¥61,959 |
ダブル |
¥56,095 |
¥83,054 |
シングル肌掛 |
¥24,689 |
¥31,405 |
ダブル肌掛 |
¥34,622 |
¥44,743 |
送料
無料。ただし、沖縄、離島、北海道は除く(沖縄、離島、北海道からがお届け先の場合は、購入前にお問い合わせください)。
お届け日
ご注文、お支払い確認から2週間程度でのお届けとなります(受注生産)。
品質・合格規格
日本羽毛製品協同組合の『ロイヤルゴールドラベル』の品質規格に合格。
「南アルプスのふもと」で販売する羽毛布団はすべてロイヤルゴールドラベルがついています。
ダウンパワー(dp)
dp400以上の羽毛(ハンガリー産、フランス産)を使用。
側地
101サテン(100%綿)。100番手の単糸を使ったサテン織り生地(超長綿)
羽毛の洗浄方法
甲斐駒ヶ岳の伏流水(地下天然水)を温めて洗浄。洗剤を一切使用しません。
付属品
専用収納バッグがに入れてお届け。
カラー
・アイボリー
・ピンク
・ブルー
種類、サイズ
・冬掛けシングル 1.2kg 150cm×210cm
・冬掛けダブル 1.6kg 190cm×210cm
・肌掛けシングル 0.4kg 150cm×210cm
・肌掛けダブル 0.6kg 190cm×210cm
※シングルとダブルで価格は異なります。
羽毛種類
・FDD(フランス産ホワイトダックダウン)93%
・HGD(ハンガリー産ホワイトグースダウン) 93%
※上記2種類があります。購入ページが異なりますのでご注意ください。上の表から移動できます。
※羽毛の種類で価格が異なります。
羽毛の種類の違い
どちらもダウンの量(%)、ダウンパワー(dp)とも同じですが、ハンガリー産ホワイトグースダウン(HGD)の方が一つ一つのダウン(ダウンボール)が大きく、膨らむ力が長く持続し、かさ高が長期間維持されます。そのため、よりあたたかさが長持ちします。
本商品を自信を持っておすすめします。ヨーロッパ産の高品質な羽毛布団です。山梨県南アルプスのふもとの専門工場にて、羽毛洗浄、縫製、品質のチェックを行い、発送します。『ロイヤルゴールドラベル』の品質規格に合格した安心安全・高品質な羽毛布団です。
実は蒸れにくいんです。羽毛には湿度を調節する機能があります。ダウンが湿度に合わせて開閉し保持される空気量が変わるため、就寝中も快適な温度と湿度が自然に保たれるのです。これは、他の布団では真似できない機能です。もちろん、側地にどんな素材を使うかにもよりますが、きめの細かい綿の側地なら羽毛本来の吸湿性と発散性が十分発揮されます。本製品は側地に100サテンという綿100%天然素材を使用していますので、まさに羽毛の機能を十分に発揮させたものと言えます。
→側地(生地)に100%綿、最高級101サテンを使用
→羽毛布団は蒸れないの?
この羽毛布団の特徴
山梨県南アルプスのふもとの専門工場で、地下から汲み上げた天然水(伏流水)で洗い上げた羽毛を使った羽毛布団です。高品質な羽毛布団を工場直送でお届けします。
羽毛の洗い・洗浄のこだわり〜南アルプスの地下水(天然水)で丹念に洗う
「南アルプスのふもと」で販売する羽毛布団は水鳥の産地にこだわっています。また、洗いにもこだわっています。
国内に流通する多くの羽毛布団が、中国や台湾などで洗浄された羽毛をそのまま使用したり、再洗浄せずにスチームパワーアップ処理(蒸気により羽毛をパワーアップする加工)した羽毛を使用して製品としたものです。一方、「南アルプスのふもと」で販売する羽毛布団は、以下の羽毛を使用して製品としました。
- 上述のハンガリー産、フランス産の高品質な羽毛を、山梨県白州町、南アルプスの花崗岩で濾過された硬度の低い地下水で洗います。
- 洗剤を使わずに羽毛製品の先進国ドイツ製の専用洗浄機で洗浄します。だから、羽毛本来の天然油分はなるべく落とさずに、細かな汚れをきれいに落として、羽毛本来の柔らかな質感を一層引き出せます。
甲斐駒ヶ岳の伏流水について〜山梨白州の恵み
山梨県、白州・武川は世界的な水ブランド「甲斐駒ヶ岳の伏流水」に恵まれた土地です。
南アルプスの北部に位置し、甲斐駒ヶ岳の花崗岩層でろ過された水は、硬度が低く、マグネシウム、カリウム、カルシウム、ケイ素などのミネラルをごく微量含み、口当たりが良いという特徴があります。
日本名水百選にも選ばれた甲斐駒ヶ岳の伏流水。その良さを活かし、職人たちのこだわりと掛け合わさって、全国、世界で人気の食材や商品が生まれています。
- ウイスキー「白州」。その蒸留所が白州にあります。「ワールド・ベスト・シングルモルトウイスキー」(ワールド・ウイスキー・アワード2020)を受賞し、世界一のシングルモルトウイスキーとして評価されました。国内でも品切れの状況が続いてます。
- 山梨の銘酒「七賢」。その醸造所・酒蔵も白州にあります。創業は300年前の江戸時代寛永3年。地元の契約栽培米と甲斐駒ヶ岳の伏流水を使用して酒造りを続けています。
- 「南アルプスの天然水」の水源地が白州にあります。全国で長年親しまれるミネラルウォーターは、ここにある工場で採水、製造されています。
- 幻のお米と呼ばれる「武川米」の産地です。白州町から端を発する釜無川右岸で収穫されるお米の総称で、全国的に人気のブランド米として認知されています。
このようにたぐいまれな特質を持つ水を使って洗い上げた羽毛を使用するのが本商品となります。
羽毛本来のふんわり感を最大限引き出すためです。羽毛本来の天然油分はなるべく落とさずに、その表面についた汚れだけをきれいに落とすためです。
「羽毛布団がいい」とは聞いたことがあるけど、中が見えないので品質がちゃんとしているのか不安・・・何を目安に決めればいいか、どのショップを信用すればいいかわからない・・・
日本羽毛製品協同組合の『ゴールドラベル』という品質ラベルが一つの信頼の目安になるかと思います。厳格な品質基準(ダウンパワー、清浄度、羽毛量、良質な生地、優れた縫製方法)に合格した最高級の羽毛布団であることを示す安心の証しです。さらに、ミシュランのように、実際に流通している羽毛布団を同組合が抜き打ち検査を実施しています。
当サイトの羽毛布団は、ヨーロッパ産の高級羽毛を丁寧に洗浄した羽毛を使用しています。側地の縫製から羽毛の充填・検査梱包・出荷まですべての工程を山梨県の羽毛洗浄・縫製工場で行う、安心の国内製造です。
羽毛は、フランス産ホワイトダックダウン(FDD93%)とハンガリー産ホワイトグースダウン(HGD93%)を厳選しました。
日本羽毛製品協同組合の『ロイヤルゴールドラベル』の品質規格に合格した羽毛布団ですので自信を持っておすすめできます。
使用羽毛について
数ある羽毛品種の中からFDDとHGDという高品質羽毛を厳選しました。
羽毛は食肉のために育てられた鳥の副産物で、羽毛を採るためだけに育てられるわけではありません。鶏肉加工で得られる副産物としてダウンやフェザーを有り難く利用させていただくものです。
FDD93%(フランス産ホワイトダックダウン93%)
dp400以上のカサ高がある高品質な羽毛です。寒暖差の大きいフランス、ピレネー地方で飼育され成熟したダックの羽毛で、保温性に優れます。水鳥は、寒さから身を守るために保温性の高い羽毛を備えます。
HGD93%(ハンガリー産ホワイトグースダウン93%)
同じく、dp400以上のカサ高がある高品質な羽毛です。ハンガリーの自然の中で飼育されたグースは、体格良く育ち、その羽毛はダウンボールが大きく、保温性と耐久性に優れています。そのため、カサ高が長持ちします。
dp(ダウンパワー)とは、羽毛のふくらみ・弾力性を数値化したもので、羽毛1gあたりの体積(cm3/g)で示します。
数値が高いほど高品質な羽毛で、保温性も高くなります。
➡もっと詳しく知りたい方は『
dpについて』へ(ページ内ジャンプします)
羽毛布団の産地について
日本に輸入される羽毛の8割前後はアジア産(主に中国産)です。一方、割合としては少ないものの、ハンガリー産やフランス産の羽毛も日本に入ります。本製品の羽毛がこれに当たります。
これらの国においては水鳥の生育に適した自然環境に恵まれ、もともと飼育、羽毛採取の歴史が長く、品質管理が確立されていることもあり、高品質な羽毛と評価されます。
たとえば、ハンガリーは国家事業としてグースの食肉生産と羽毛の品質改良に取り組んできた歴史があり、大きなダウンボールのハンガリー産ホワイトグースダウン(いわゆるHGD)は世界的に高級とされます。
側地(生地)は最高級101サテン、100%綿
このページで販売する羽毛布団の生地はすべて、101サテンという、細い綿で編まれた生地です。
100番手の単糸を使ったサテン織りの生地は超長綿の中でも最高級品です。生地問屋は101サテンと呼んでいます。
100番単糸の極細糸に仕上げた糸を「サテン」で織った生地は、軽く、羽毛のふくらみがより一層増します。心地の良いしなやかな肌触りが、「柔らかさ」「光沢」とも上質に仕上がり、寝具に最適の生地として評価されています。
羽毛本来の保温力や通気性を最大限引き出せるものです。その効果を発揮させるためにも、布団カバーも綿100%をお使いいただくことをおすすめします。羽毛は天然素材、それをまた綿という天然素材で包み、それが肌に触れる。そんな当たり前の贅沢を暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか。
番手とは糸の太さを示します。綿番手では、『1番手は、綿1ポンド(約454g)で840ヤード(約768メートル)の長さになる太さの綿糸』と定められています。2番手ならその倍の1680ヤード(約1.5キロメートル)。「80番手」や「100番手」までくると、その綿糸で織られた生地は光沢やしなやかさを帯びるようになり、100番手となりとなかでも最高級・高価格で、高品質な原綿(原材料の綿)でなければなし得ないとされます。
サテン(朱子織)とは、生地の織り方の種類の一つです。生地の織り方は、大きくはサテン織り(satin)と平織り(Percale)があります。
サテン織りは横糸に比べて縦糸が多く表面に表れる織り方で、平織りは縦糸と横糸が1:1で交互に出る織り方です。
サテン織りは触り心地は滑らかになり、布団の中の温度を保つのに適している素材であるため、羽毛布団では高級品になるほどサテン織が主流となります。同時に高級な羽毛布団ほど、番手も上がります(100番手などの細い綿糸になる)
101サテンとは100番単糸サテンの生地のことで、その重さは1平方メートルあたり約100gと軽いのが特徴。80サテンなら、その重さは約120g、60サテンなら約140gくらいです。
ここからは、羽毛布団のお手入れや知っておきたい豆知識をご紹介します。
羽毛布団のクリーニング|長く使うためのお手入れ
毛布と羽毛布団はどっちが上ですか?どの順で掛けますか?
羽毛布団の上に毛布をかぶせて使ってください。羽毛布団と身体の間に毛布があると羽毛布団の効果を遮断してしまいます。保温効果の高い羽毛布団の外側を毛布で塞ぐことにより、布団の中はよりあたたかくなります。
羽毛布団は家で洗えますか?
羽毛布団は基本的に自宅で洗うものではありません。
洗濯をするためには専用の洗濯機と乾燥機が必要ですが、これを家庭が備えていることはまずないためです。
自宅で洗濯した場合、布団を早く乾燥させることが難しいため、かえって臭いがきつくなったり、雑菌が繁殖して失敗するケースが後を絶ちません。また、布団には、キルティング加工がされていないものや表面上しかキルティング加工されていないものがありますので注意が必要です。洗濯に失敗すると、中身の羽毛が偏ってしまい、使えなくなってしまうことがよくあります。
羽毛布団はコインランドリーで洗って良いですか?
羽毛布団をコインランドリーで洗濯することは可能ですが、あまりおすすめできません。羽毛は元々水に強い素材ではありますが、大量の水で洗わないと汚れが落ちにくく、硬度の高い水道水での洗濯では、布団の中に洗剤が残る可能性が高く、カビや黄ばみの原因になることが多々あります。また、洗濯することにより、側生地のダウンプルーフ加工が剥がれ落ちてしまい、羽毛が飛び出してしまう原因を作ってしまうこともよくあります。
羽毛布団の洗浄業者の洗い方を教えてください。
羽毛布団の洗浄業者の洗い方には2種類あります。一つは『丸洗い』です。これは、羽毛布団をそのまま、あるいは中身の羽毛を取り出してそれを一つの袋に入れ直して、洗うことです。より専門的な洗浄機を必要とせず、効率的であるメリットがある一方で、生地の中に閉じ込められた細かなゴミを効率的に取り除くことはできないデメリットがあります。もう一つは『羽毛の裸洗い』です。羽毛布団の側地を切り、中の羽毛を取り出して計量し、裸の状態で洗浄機で洗う方法です。これだと羽毛の間の細かなゴミもよく取れます。
ドライクリーニングは可能ですか?
水洗いできないとなるとドライクリーニングを考えると思いますが、残念ながらこちらもおすすめできません。
ドライクリーニングの特徴は油汚れを落とすことです。せっかく洗濯しても水溶性の汚れが残ってしまい、黄ばみや悪臭が発生することも考えられます。ドライクリーニングは、石油系の有機溶剤を使って洗濯しますので、溶剤の臭いが布団に残ってしまうこともあります。
また、有機溶剤により羽毛が本来持っている油分を落としてしまいますので、羽毛を痛め羽毛の保温力を損なってしまう可能性があり、羽毛事態の本来の性能を落してしまうことになりかねません。
それではクリーニング店に水洗いを依頼すれば良いですか?
クリーニング店によっては対応可能な場合がありますので相談してみるのも良いと思います。
専門業者では大型の洗濯機や乾燥機を備えておりますし、水洗機による丸洗いの技術も進化していますので、現在ではほとんどの布団が洗濯できるようになっていると思います。しかし、羽毛布団の場合は特別な配慮が必要です。綿、ポリエステル、化繊維、羊毛、シルク、麻等の素材とは違い、羽毛の性能をどう維持するかを考えて洗濯しなければなりません。羽毛は高い性能を持っており、人工的に製造できない貴重な資源です。粗悪品を簡単に手に入れ、簡単に廃棄してしまうような使い方をするものではありません。羽毛布団のクリーニングは、打ち直しやリフォームという考え方を基に、羽毛の水洗濯による機能再生と布団カバーの洗濯を別々に意識して頂くことが大切です。
羽毛布団のクリーニングはどうすることが一番いいの?
硬度の低い水でじっくり丁寧に洗うことが羽毛の汚れを落とし機能を再生するために最も適切な方法です。
それは打ち直しやリフォームという作業になります。羽毛の性能を維持し大切に使っていただくためには必要なことであり、結果的には資源を大切に使うことにつながります。綿100%のような通気性の高い素材のカバーを必ず使っていただき、カバーを洗濯することで、長く清潔にお使いいただくことが最も適切な方法です。
羽毛布団とは?
そもそも羽毛布団とは?ここでは、羽毛の種類や産地、採取方法、羽毛布団を大切に使うためのお手入れ方法、クリーニングなどを解説します
水鳥の種類について
羽毛を採る水鳥は、ダック(アヒル)とグース(ガチョウ)の2種類があります。
ダック
- アヒル、カモの仲間
- 広く羽毛布団やダウンジャケットなどのダウンなどの素材として用いられる
- 胸の部分の綿毛がダウンとして使われ、綿毛のようにふんわり空気を含み、保温性に優れる
- 羽毛のふくらみの強さはグースより優れる場合もある
グース
- ガチョウ、雁(がん)の仲間
- ダックより大型の水鳥
- ダウンボールが大きく保温性や耐久性、充填力が高い
- ハンガリーでは今もグースの放し飼いが多く行われ、自然の中で飼育されて大きく育つ。ハンガリーはヨーロッパ最大規模の生産地
- 羽毛布団になってからも、カサ高が長持ちする
羽毛を採るためだけに、グースが育てられることもあるの?
ダックもグースも、羽毛は基本的に食肉生産や採卵など畜産の副産物です。人工的には造り出すことができない貴重な自然素材を、私たちの生活品として有り難く利用させていただくものです。
羽毛の採取方法
羽毛布団の羽毛が、水鳥からどのように採取されたか気になるところです。
一部、生きたまま水鳥から羽毛を剥ぎ取るような採取方法が報道されることもあります。ここでは、羽毛の採取方法の種類とヨーロッパで実際に行われる採取方法について解説します。
まず、羽毛の採取方法には「機械作業(マシーンプラッキング)」、「手作業(ハンドプラッキング)」、「自然採取(ハーベスティング)」があります。
機械作業(マシーンプラッキング) |
屠殺した鳥から機械で羽毛を採取する方法。マシーンピッキングとも。効率的であるため、現在主流の方法。採取した羽毛に不純物が比較的多く含まれ、そのあとの洗浄が重要となる。鶏肉、フォアグラなどの食肉のために飼養され、羽毛はその副産物として得る。 |
手作業(ハンドプラッキング) |
屠殺した鳥から人が手で摘み取る方法。ハンドピッキングとも。採取された羽毛には不純物が少なく、良質な羽毛となる。それでも、そのあとの洗浄が重要なステップであることに変わりはない。 |
自然採取(ハーベスティング) |
自然に生え変わる羽毛やもう抜けそうな羽毛を人が抜いて採取する方法、ないし自然と抜け落ちた羽毛を集める方法。いずれ抜ける羽毛なので、鳥へのダメージはなく、また不純物も少なく、良質な羽毛が得られる。ただし、採取できる量はごく一部に限られ、流通量は少ない。 |
ライブハンドプラッキング(ライブハンドピックとも) |
【ヨーロッパを中心に現在禁止】生きた鳥からそのまま抜く方法。動物福祉の観点から問題が指摘されている。ライブハンドプラッキングはヨーロッパでは禁止されている。動物福祉の観点から問題があるため。 |
日本羽毛製品協同組合とは?ゴールドラベルとは?
日本羽毛製品協同組合とは、羽毛業界唯一の政府認可団体で、消費者がなかなか知ることができない羽毛布団の品質について、厳格な品質基準(ダウンパワー、清浄度、羽毛量、良質な生地、優れた縫製方法)を設けて証明ラベルを発行する機関です。
具体的には、ゴールドラベルを発行します。別の中立公正な認定試験機関にて品質試験を行い、ラベルを発行します。
一度発行したラベルも無条件に有効ということではなく、市場に出回るその製造会社の商品がゴールドラベルの品質基準に合格しているかどうか、レストランの星評価を行うミシュランのように、実際に流通している羽毛布団を同組合が買い上げて、抜き打ち検査もしています。そしてもしもその品質を満たさなかった場合、指導、ラベル取り消し、悪質な場合は組合から除名されます。
2023年3月現在、96社の組合員と19社の賛助会員が加盟しています。
日羽協(にちうきょう)の「ゴールドラベル」がついていることは、最高級の羽毛布団であることの証しなので、消費者の方は信用してお求めいただける目安になります。
「南アルプスのふもと」で販売する羽毛布団はすべてゴールドラベルがついています。
ダウンパワー |
400dp以上 |
ダウンの混率 |
90%以上 |
清浄度 |
1000mm 以上(2021年4月1日より施行) |
ダウンパワー(dp)とは?
dp(ダウンパワー)とは、羽毛のふくらみ・弾力性を数値化したもので、羽毛1gあたりの体積(cm3/g)で示します。
数値が高いほど高品質な羽毛で、保温性も高くなります。日本羽毛製品協同組合が定めるラベルの規格では、最高値(プレミアムゴールドラベル)が440dpで、その次に高いランク(ロイヤルゴールドラベル)が400dpです。
※ラベルの品質基準項目はdpだけでなく、「ダウンの混率」「清浄度」「酸素計数」なども基準があります。
羽毛布団の側地(がわじ)、側生地(がわきじ)とは?
側地(がわじ)、側生地(がわきじ)とは同じ意味で、いずれも羽毛や綿など布団の中身を覆う生地のことを指します。
羽毛布団ではこの側地の素材(密さ具合)や縫製豊富が以下の理由でとくに重要とされます。
- 側地がその布団の軽さや蒸れを左右するため
- 羽毛は綿とちがい、細かく繊維状の部分もあるため、生地を飛び出しやすい。そうならないよう、目の細かい生地で仕上げる必要がある
良質な羽毛を活かすなら、羽毛本来の保温力や軽さを最大限引き出せる側地を使いたいもの。洋服(ブラウスやシャツ)に使われる生地よりさらに細い綿糸、具体的には80番手、最高級品なら100番手の生地(101サテンなど)が羽毛布団には使用されます。
羽毛布団は中身の羽毛の質だけでなく、羽毛を包む側生地も大事なんだ!
なかでも、蒸れにくく、汗冷えしにくい、100番手のサテン(綿100%)は最高級に羽毛の良さを引き出してくれる。天然繊維ってやっぱりすごいです
よくあるご質問
- 羽毛布団って他の布団と何が違うの?
- 羽毛布団の最大の特徴はあたたかいこと。布団の詰め物に使われている羽毛には、たくさんの空気を含むことができるという性質があるからです。つまり、就寝中の私たちの体温が羽毛に伝達され、保持されることによって、あたたかい空気に柔らかく包まれるような心地よい感覚を創り出すことができます。
羽毛布団のもう一つの特徴は、吸湿性と発散性に優れているところです。ダウンが開閉することによって空気の量を調整し、快眠に必要な温度と湿度を自動的に調節する機能を持っています。これは、他の布団では絶対に真似のできない羽毛布団の優れているところの一つです。
- あたたかいのはいいと思うけど蒸れたりしないの?
- 羽毛には、湿度を調節する機能があるので、蒸れにくいと言えます。もちろん、側地にどんな素材を使うかによっても変わりますが、きめの細かい綿の側地なら羽毛の良さをさらに発揮できます。
- 使い方に注意すべき点はあるの?
- 体温を感知して膨らみ、あたたかい空気の層によって保温性を高めるのが羽毛布団の働きです。従って、体温がうまく羽毛に伝達されるように、体に直接触れるように羽毛布団を使います。空気は熱伝導率が低いので、寒い時期でも比較的早く布団があたたまりますし、布団の中の熱は外に逃げにくいと思います。
- 冬はいいと思いますが夏はどうすればいいんですか?
- 夏用の羽毛布団としてダウンケットというものがあります。ダウンケットは羽毛布団のダウンの量を減らした肌掛け用の布団で、保温性能を少し抑えたものです。前述の通り羽毛には吸湿性と発散性にも優れた点がありますので、夏は涼しく使いながらエアコンなどによる冷え過ぎを防いでくれる効果も期待できます。
- 汚れとかダニとか気になるのですが?
- 冬であっても寝ている間にコップ一杯分の汗をかくと言われています。毎日使っていれば布団の汚れも避けることはできません。衛生的に使っていただくために、布団カバーの使用をお勧めします。定期的に布団カバーの洗濯をしておけば、羽毛布団自体は洗濯する必要はありません。羽毛布団は、羽毛が飛び出してしまうことを防ぐためにダウンプルーフ加工が施されていますので、比較的ダニが侵入しにくい構造になっています。
- ダウンプルーフ加工って何ですか?
- ダウンプルーフとは、羽毛が生地から飛び出さないための加工のことで、生地にローラーで圧力と熱を加えて目潰しをしていきます。この作業は、羽毛布団の製造では必須のものとなっています。この加工をすることによって、必然的に一般的な生地より通気性が悪くなりますので、通気性の高い高級生地(綿100番手)と高品質羽毛(ddd400以上)を選択することによって機能を維持しています。
- 羽毛布団のお手入れはどうしたらいいの?
- 布団に湿気がこもってしまうと羽毛の性能が低下したりダニの発生にもつながります。布団を乾燥させるために1〜2週間に1度、2時間程度の天日干しを行なってください。ただし、あまり天日に干すと布団が傷んでしまうことがありますので、できるだけ日陰に干すようにしてください。外干しが難しい場合には室内に干してもかまいません。羽毛布団は本来湿気を溜めにくい性質があるため、十分に除湿できると思います。
- 羽毛布団の寿命って何年くらいなんですか?
- 一般的には10〜20年程度だと言われていますが、もちろん、使い方や日々のお手入れによって変わってきます。高品質な羽毛布団を大切に使っている方の中には、30年以上もの間、購入時の保温性やふんわり感を維持されているというケースもあります。
- 家族が使っていた古い羽毛布団がありますがどう処分したらいいですか?
- 羽毛は水鳥からいただいた大切な資源です。洗浄して再利用することが可能な天然素材です。目標9 「インフラ、産業化、イノベーション」や目標12 「持続可能な消費と生産」などSDGsにも親和性が高い商品と言えます。打ち直しやリフォームを検討していただけると私たちも嬉しく思います。
- 羽毛布団を選ぶときに注意することはありますか?
- 羽毛布団のデメリットとして、�匂いがするものがある、�羽毛が飛び出るものがある、�品質の差が大きいの3つが挙げられます。値段が高ければ良いというわけではありません。この点を参考にして信頼できる製品を選ばれることをお勧めします。
- 布団カバーは必要ですか?
- 布団カバーをつかうことをおすすめします。生地を汚れや傷み、汗じみから守るために布団カバーを使用した方がいいでしょう。
このページで販売する羽毛布団の生地はすべて、101サテンという綿100%で繊細に縫製された生地です。羽毛本来の保温力や軽さを最大限引き出せるものです。そのため、その効果を発揮させるためにも、布団カバーも綿100%をお使いいただくことをおすすめします。肌に直接触れるものなので天然素材が安心ではないでしょうか(現在は、布団カバーは当サイトでは販売しておりません)。