木曾檜(きそひのき、きそひ)を使った長野県産の良質な木のまな板です。
生産地
日本製。長野県木曽
材料
木曾檜
サイズ
44×30×厚さ3cm
送料
無料。ただし、沖縄、北海道、離島を除く(→沖縄、北海道、離島の送料について)
お届け日数
3営業日以内
木曾檜は目が詰んでて良材だからね。刃が板に食い込むから切れ味がいい。1度使うと離れられなくなるかも
このまな板について
接ぎ板タイプなので、曲がりやゆがみがほとんどなく、長くお使いいただけます。厚さは3cmと厚く刃あたり、切れ味がよく、刃の当たる軽やかな音が食材に向き合う時間をひと味違うものにしてくれます。
木のまな板の切れ味が良いのは、包丁の刃が木質表面に少しだけ食い込むためです。広葉樹の硬質なまな板やプラスチックのまな板とは違う切れ味はクセになります。また、刃の痕は水を含むことである程度復元するという特徴も兼ね備えています。
本製品について|木曽檜の柾目の木のまな板
長野県木曽地方で伐採された良質なヒノキを使って仕上げた最高級品のまな板です。一点一点職人が丁寧に仕上げた商品です。
きそひ(木曾檜)といえば、安土桃山時代に大阪城や伏見城の築城に使われるなど、時代に裏打ちされた本格良質材です。
長野県木曾川上流域から産出し、古来より優良な材として城や神社仏閣、屋敷の建築や家具などに重宝されました。木曽檜の森林は日本三大美林の一つにも数えられ、その香り高いヒノキ材は目がよく詰み、強さとしなやかさを兼ね備える逸品材です。
そんな木曾檜の中でも樹齢200年以上の柾目材を使って職人が仕上げたのが本商品で、まさに最高級品と言えます。
この商品は、長野県木曽郡南木曽町に所在する株式会社山一さんが企画、製作しています。創業昭和48年、土地の利を活かして樹齢100年〜300年の木曽の木を用いてまな板や桶、お櫃などを職人さんたちが作っています。木の特性を知り、伝統的な技法を熟知し今に受け継いでいる会社です。
木曽檜は実に鎌倉時代から良材として広く知られたブランド檜。昔から神社仏閣や城の建造、さらには伊勢神宮の式年遷宮の木材としても利用されてきました。江戸時代には幕府の指示により、尾張藩が木曽を直轄し、尾州檜として専売したほど。
作り手より
山一のまな板の素材は掛齢200年以上の厳選されたヒノキ材です。このような高齢の檜が揃うのは、日本ではもはや木曽だけに。木目が細かく平行に並んでいる「柾目材」は包丁の刃当たりが均一で使いやすいです。
山なりの木目を「板目材」といいます。硬い冬目と比較的柔らかい夏目の間隔が広く、柾目材より刃当たりと水切れに劣ります。
柾目一枚板のまな板ができればそれが一番なのですが、それには樹齢300年以上の天然木で住宅の柱材に使うような木材をつかわなければなりません。そうなると木材が今はなかなか手に入りません。
山ーでは昭和50年代初めから、住宅の構造材の端材を有効利用して、まな板に適した掛齢200年以上の柾目材のみを特殊接合して製品化しています。
❶特殊接合により一枚板とまったく変わらない感覚でお使いいただけます。板目材しかない一枚板よりも特殊接合を施した柾目材の接ぎ板の方が使いやすく、耐久性も高いのです。
❷木曽ひのき独特の弾力性は、包丁をリズミカルに弾き、また木の凹みキズも水の吸収によりある程度復元していきます。
❸軽さを訴求した薄いまな板がかなり市販されていますが、山一のまな板は厚み30mです。この厚さであれば、水の吸収と乾燥の繰り返しで反ったり割れたりすることが抑えられます。
使いやすさを考えた4サイズ
当サイトで扱う木曾檜のまな板は、使いやすさを考えて4サイズ種類。厚みはすべて3cmと、使いやすい厚さ。キッチンが許すなら、なるべく大きいサイズのまな板をおすすめします。
まな板は吸水と乾燥が常に繰り返されるハードユースと言えますが、厚さ3cmなら木本来の特性が長く発揮されます。コストと軽さを追求した薄いまな板が多く市販される中、あえて本格的な木のまな板をあなたの生活に置いてみてはいかがでしょうか?木のまな板は弥生時代から使われてきたことが遺構から分かっているそうですよ!
木のまな板のメリットについて
- 包丁の刃当りが柔らかい
- 食材の切れ味が良い
- 木の香りが良い
- 肌触りが良い
- 包丁の音が良い
- 傷ついても水を吸収してある程度復元する
- 食材とまな板の摩擦が程よい、食材が滑りにくい
実際に使ってみると分かりますが、刃当りは柔らかいのに、食材の切れ味が際立ちます。刃が木に食い込んで切れるためです。一度木のまな板を使うと他にはいけないと言われるのはこのためです。
少しの力で刃先が木に浅く入り込むため、たとえばナスやピーマンなど皮がしっかりしていて切れ残しの多い食材も楽に切れます。
また、木の香りの良さ、肌触りの良さ、食材が滑りにくい点も、「木のまな板」ならではのメリットです。
まな板の素材としての檜
木は種類により硬さが違います。檜は、広葉樹のように硬すぎず、また杉のように柔らかすぎないので、まな板の材質として最適です。ハードに使われる中華、洋食などのプロの料理人にも好まれ、業務用・家庭用として定評があります。
また部材が厚ければ、カンナがけで再び平らにできるので、長く使うことができます。
使用上の注意・木のまな板のメンテナンスについて
木のまな板を長くお使いいただく上での注意点がいくつかあります。
カビ対策
木のまな板は、正しいお手入れをしないとすぐにカビます。特に梅雨の時期など湿気の高い日に濡れたままにしておくと、数日でカビることもあります。使い終わったら必ず風通しのいい場所に立てかけてください。
以下のメンテナンスで、木のまな板をいつまでも清潔に保てます。
- 使用後は、まず食材の汚れをしっかり落とします。
【野菜】は水でさっと流します。
【油気】は薄めた洗剤で洗ってすぐに水やぬるま湯ですすぎます。
【生肉や生魚の汚れ】はぬるま湯で流しながらたわしで丹念に洗い落とします。肉片や汚れが残ったまま熱湯をかけるとタンパク質が変成して木質に汚れが留まり、そこから雑菌が繁殖しますので、必ずよく洗って汚れをよく落としてください。消毒用アルコールで拭き取ることも可能です。
- 洗い終わったら、キッチンタオルやペーパーなどで水気を拭き取ります。
- キッチンの片隅など風通しのよい日の当たらない場所に「立てかけます」。日に当たると急激に乾燥して反りや割れの原因になります。
使い方次第です。梅雨時に濡れたままで伏せておくとすぐにカビます。使い終わったら洗って立てておく習慣を身につければ、何年経ってもカビにくいです
直射日光には当てないでください
反りや割れの原因となるため、まな板を直射日光が当たる場所に置かないでください。
使う前に水に濡らしてください
木のまな板は使う前に表面を水で濡らすのは、食材のニオイや油などのシミもつきにくくするためです。永く綺麗にお使いいただくために、使った後の水洗いだけでなく、ぜひ使う前に水に濡らすことをおすすめします。
乾燥機にかけないでください
反りや割れの原因となるため、木のまな板は自動乾燥機は使えません。
よくあるご質問
- 釣った魚を捌きたいのですが、使えますか?
- はい、お使いいただけます。3cmと厚いので、出刃包丁も安定感を持ってお使いいただけます。
- 漂白剤を使っていいですか?
- 漂白剤は絶対に使わないでください。変色や白化、黒ずみが起こります。塩素漂白剤は木の成分セルロースを溶かしてしまいます。
- 鍋敷きに使っていいですか?
- ついつい鍋敷きとして熱い鍋を置きたくなりますが、割れ、反りの原因となるので、木のまな板の上に直接、調理後の鍋を置くことはおすすめしません。