プレートテクトニクスにより、南アルプスの山域は今も1年間に4mmずつ隆起しているといいます。実際、太古の昔に海底に沈んだアンモナイトの化石が南アルプスの山域で見つかります。
太古の堆積物が悠久の時を経て岩となり地表に露出するわけですが、その岩体に雨水が染みこむと濾過され、伏流水となって裾野の地下を流れます。
場所によっては花崗岩が露出します。例えば南アルプス北部、甲斐駒ヶ岳がそうです。地面に染み込んだ雨水はじっくり花崗岩に濾過されて、混じり気のない軟水を作り出します。
そんな軟水の特徴を巧みに活かした商品が生まれました。
甲斐駒ヶ岳の裾野にある羽毛洗浄縫製工場。新品羽毛は洗いを必要とします。この工場では、洗剤を使わず天然水だけで羽毛を洗いますが、羽毛の品質を損なわずに細かな不純物をきれいに洗い落とすことができるといいます。
そんな風にしてできあがった羽毛布団のご紹介です。