2024.9.18 令和6年産(2024年産)武川米入荷しました!
幻のお米「武川町産武川米」|唯一無二の産地性
武川米の食味の良さは古くから知られ、江戸時代には幕府への献上米でした。
南アルプス北部、甲斐駒ヶ岳の花崗岩帯から流れ出る水に恵まれた武川町(旧武川村)。寒暖差のある気候。ここで育つ武川米はとりわけ生産量が限られ、出荷時の価格が日本一高いお米とも評されます。
商品仕様|武川町産武川米
精米状態
白米 (玄米ではありません)
送料
無料。ただし、発送先が沖縄、北海道、離島の場合、別途送料(「この商品について問い合わせる」からお問い合わせください)。
お届け日
指定できません。決済確認後、3営業日以内に発送します。
栽培地・生産地域
北杜市武川町で栽培されたもの
品種
100%武川米コシヒカリ
等級
一等米
発送条件
常温
内容量
5kg,10kg,30kgのいずれかの包装単位
梱包
クラフト紙米袋
武川米の生産地マップ
およそ800年前、釜無川右岸一帯(いわゆる武川筋)で育てられたお米は『武川米』と名付けられました。とりわけ、甲斐駒ケ岳から流れ出す清らかな水で育つ『武川町産の武川米』は全国的に人気です。
武川米とは〜天皇陛下への献上米としての歴史も
武川米とは、山梨県北西部の武川筋で生産されたコシヒカリのことで、新潟県の魚沼産コシヒカリと同等のブランド米として認知されているお米です。武川筋とは、山梨県の西部を南流する釜無川右岸を一帯とした地域を示しており、「武川」というお米の名称の由来である武川町をはじめ、白州町、南アルプス市、及び韮崎市もそのエリアとなっています。
富士川の上流部にあたる釜無川周辺は、お米作りに最も適した地域であり、水・気候・土・土壌の4つの要素を、最適な条件で満たしています。甲斐駒ヶ岳や鳳凰三山から流れ出る美しく豊かな水は、南アルプスの山々が創り出す伏流水で、濁りが少なく水質が安定しているのが特徴です。標高約500〜700mの冷涼な気候は、病害虫の発生を防ぎ、昼夜の温度差が大きく、お米作りに最適な平均気温を保っています。土は花崗岩質の砂質壌土であるため水はけが良く、田んぼには常に新鮮な水を湛えます。
武川筋と呼ばれるこの限られた地域は、かつて穀田と呼ばれ、「天皇陛下が召し上がるお米の産地」として指定されていました。その中でも、武川町にある大武川、小武川や黒沢川流域の一帯は、お米づくりに特に適した水質、土壌として知られています。ここで作られたお米は、正に「南アルプスのふもと」で生産された世界に誇るブランド米と言えます。
ブランド米上位3品種(栽培面積)
第1位 |
コシヒカリ 33.4% |
第2位 |
ひとめぼれ 8.7% |
第3位 |
ヒノヒカリ 8.4% |
南アルプス北部、甲斐駒ヶ岳のふもとに位置する武川町。花崗岩で磨かれた水と、寒暖差のある気候で育つのが『武川町産 武川米』です。
生産農家の想い
生産農家さんに米づくりの想いを聞きました。
- ここで昔から続けてきたことを、次の代に安心して引き渡したいという気持ちがあります。米の産地として、いままで通り繋げていきたい。
- 食べていただく方に「ここのお米は美味しいなぁ」と思ってもらえるように、手間をかけて丁寧に作っています。
(武川米生産農家さんより)
武川米の特徴と評価〜限られた地域で作られる希少性の高い「冷めても美味しい一等米」
武川米コシヒカリの美味しさは、さっぱりとした食感の中に甘みと香りがあり、ふっくらと柔らかく、適度な粘りと硬さがあるのが特徴です。しっかりとしたお米本来の味わいを楽しめる、「冷めても美味しいお米」として認知されています。
お米の評価方法には、主に品位等級検査と食味検査の2つが知られており、これらの評価によって、お米の出来栄えの良さが概ね判断されています。
品位等級検査は、農林水産大臣登録の農産物検査員によって行われる目視検査で、お米の形や色がどのくらい整っているかといった「整粒割合」を中心に、いくつかの指標を元に実施されています。お米の場合、見た目での判定が非常に大切で、食味や食感を評価するための手がかりとして大きな意味を持っています。一番等級の高いお米は「一等米」と呼ばれ、武川米コシヒカリもこの「一等米」に該当します。
食味検査は、一般社団法人日本穀物検定協会によって行われている官能検査で、炊飯した白飯を食べた時の「美味しさ」について評価しています。基準米に対して、特に良好なものを「特A」、良好なものを「A」、同等なものを「A'」、やや劣るものを「B」、そして劣るものを「B'」とする5段階評価となっており、武川米コシヒカリは「特A」を獲得した実績のあるブランド米の中の一つとして知られています。
最近では、外国産のお米も販売されておりますが、日本産のものは全体的に高品質のものが揃っています。この中でも、武川米コシヒカリは群を抜いており、高い評価を獲得する実力を持っています。美味しいお米としての判断に間違いはないと思われます。
このように評価されているお米ですが、実際には、それぞれのお米の精米方法、精米歩合、水分量、収穫時期等によってもばらつきが生じます。美味しいご飯を炊き上げるためには、お米の持つ一般的な特徴と評価を参考にして、お手元にあるお米の精米や炊飯に工夫を加えることも大切な要素となっています。
武川町とは?美味しいお米作りに適したエリア
武川町は、山梨県北杜市にある人口3千人ほどの小さな町です。北杜市には、武川町、白州町、高根町、大泉町、長坂町、小淵沢町、須玉町、及び明野町の8つの町がありますが、大きく分けて3つのエリアに分類することができます。
武川町、白州町は北杜市の西部に位置する『南アルプスエリア』。高根町、大泉町、長坂町、小淵沢町は北杜市の中央に位置する『八ヶ岳南麓エリア』、そして須玉町、明野町は北杜市の東部に位置する『茅ヶ岳エリア』です。
この名が示す通り、武川町は「南アルプスのふもと」に位置する町で、ダイナミックな山々を望む景観の中に、多くの手つかずの自然が残されている地域です。八ヶ岳南麓エリアや茅ヶ岳エリアに比べると飾り気のない素朴な印象がある町です。
この南アルプスエリアには、名水百選に選ばれた尾白川があり、数々の湧水地が点在する美しく豊かな水に恵まれた地域です。日本の道百選に選ばれた旧台ヶ原宿も近くにあります。そして武川町は、日本三大桜の山高神代桜をはじめ、牧草地の道路脇に並ぶソメイヨシノで有名な眞原の桜並木など桜の名所が多くある所です。このような美しい大地にしっかりと根を下ろし、南アルプスの残雪を眺めながら、特産品である武川米が作られている町なのです。
白米として食べる〜武川米のおいしさを味わう
白米とはお米の外皮(もみがら)を取り去り(この時点で玄米)、さらに糠を取り去る精白をしたお米のことです。
お米本来の風味や食感を味わうことができます。甘みと香りがあり、ふっくらと柔らかい口当たりの武川米をぜひ味わってみてください。
白米の美味しい炊き方
白米の美味しい炊き方は以下です。ぜひご参考ください♪
洗い方 |
お米に水を入れます。水道水を使ってもいいのですが、ミネラルウォーターが理想的です。軽くすすいだらよく水を切り、手で米を軽く鷲掴みして円を描くように回しながら10回ほど研いでいきます。お米同士が擦れることで表面の糠や残留物が取れ、食味が良くなります。水を入れて軽くかき混ぜて白くなった水を捨てるすすぎを2回行い、また10回ほどお米を研ぎ、2回すすぎます。
新米は翌年4月ごろまでは、2〜3回の研ぎと2回のすすぎでOKです。 |
水につける時間 |
水道水を規定の量入れて、1時間。お米本来のおいしさを味わうなら、塩素などが含まれる水道水よりも、高度の低い天然水(南アルプスの天然水など)を使うことをおすすめします。 |
水の量 |
固めがお好みなら、水は少なめに。柔らかめがお好みなら水は多めにします。炊飯器の窯の内側に「固め」「柔らかめ」の水量も記載されているものも多いようです。 |
白米の保存方法
白米の保存について注意すべきことは温度と空気です。15℃を超える温度になると、食味が変化したり、コクゾウムシという害虫が発生しやすくなることが知られています。逆に冷凍庫に入れて冷やしすぎてしまうと、水分が凍ってしまいお米のひび割れにつながってしまいます。冷暗所に保存するか、冷蔵庫の中でも比較的温度が高めの野菜室で保存することをお勧めします。また、空気に触れている面積が大きいとお米の酸化が進み、脂質が分解されて食味も劣化しますので、市販の使いすて脱酸素剤を使用することも有効です。
到着後の虫よけ対策としては、�取り出すごとにしっかり口を閉じて虫の侵入を防ぐ、�大きく太い炭(なければ一般的な炭、タケ炭などを複数個)を手ぬぐいで巻いて入れておく、�鷹の爪・唐辛子を入れておく、などが効果的です。また、おいしさを長く保つには、密封できるジッパー袋に小分けにして、中に脱酸素剤を入れて、無酸素保存を保つことをおすすめします。脱酸素剤は大手通販サイトで購入できます。