持ち手が楕円で、くるくる回りにくい杵です。表示金額は一本あたりの値段です。送料は0円です(ただし、沖縄、北海道、離島は送料がかかります)。
一般的によく使われるサイズの杵です。大きな臼から中サイズの臼までお使いいただけます。
杵の寸法、サイズ
杵の長さ:約45〜50cm
柄の長さ:約85〜90cm
杵の太さ:約8.5〜9cm角
※木目は一点ごと異なりますのでご了承下さい。
ケヤキの杵の特徴
粘りがある
木には硬いか柔らかいとは別に、粘りがあるかないかの性質があります。
硬くても年月を経てあるとき強い衝撃でパーンと割れてしまえば杵の材としては不向き。
けやきはとても硬い木でありながら一方で粘りがあり、割れにくい材です。大きなひび割れが生じにくく、臼とともに昔から杵の材として用いられてきました。
永く使える
ケヤキは広葉樹の中でも腐りにくく耐久性の高い材です。
100年使う場合、孫の世代まで使う場合も多く、ひとたびケヤキの臼が手に入れば、家族代々受け継がれる道具となるようです。
欠けにくい
臼のふちに杵(きね)が当たることもときにはあり、臼のふちがかけて木片がもちに混入することがあります。ケヤキは粘りのある木なので、そんな欠けが起こりにくい材です。
ただし、老朽化や激しい衝突でケヤキでも欠けが起こる場合がありますので、使用時は欠けが起こっていないかよく注意する必要があります。
修理しやすい
臼材としても使われるケヤキは、臼づくり職人の手元にストック材として保管してある点、また、職人がケヤキ材の加工や扱いに慣れているため、スムーズな修理が可能です。
山梨県平林〜杵と臼の古い生産地
「南アルプスのふもと」で販売するケヤキの杵(きね)は山梨県平林地区で造られたもの。平林。実はここは、いにしえの昔から知られる臼の名産地。何百年と技を代々受け継ぐ職人が、一つ一つ丁寧に作っています。
送料は0円です(ただし、沖縄、北海道、離島は送料がかかります)。
平林の職人さんについてはこちら→『俊匠について』
日本人にとっての杵と臼
餅つきの道具は、古くから人々の生活の『ハレの日』に使うもの。その道具である臼(うす)と杵(きね)は、家や家族の繁栄の象徴として大切にされてきました。象徴を大切にする暮らし。今ではなじみの薄い考え方になってしまいましたが、それこそが日本人の記憶と伝統かもしれません。そんな杵を、臼とともに生活に置いてみてはいかがでしょうか?