料理に使用する食器のうちボウルと呼ばれているものがあります。日本語では、鉢(はち)や椀(わん)に該当するもので、比較的底が深く丸みを帯びた形状の物を指しています。
半球状の形態は、材料がこぼれにくいという特徴を持っています。器のスペースを十分に利用することにより、液状や粉状の物を混ぜたり、汁物を盛り付けたりといった使い方をしています。
材質には、陶器、木製、ステンレス、アルミニウム、プラスチック、ガラスなどが使われ、調理のために液体や粉を混ぜたり、サラダの盛り付けに使います。
とりわけ、陶器や木で作られたボウルはその意匠性のため、完成した料理の盛り付け用の器としてよく使われます。サラダや煮物のように、たっぷりとしたボリュームがある物や比較的水分を多く含んでいるような食材の受け皿として適しています。