干し椎茸を使った料理と聞くと、生の椎茸を扱うよりも『何となくハードルが高そう』というイメージを頂いていませんか?
しかし、先日解説した戻し方の手順や保存方法さえわかっていれば、既に干し椎茸マスターになったも同然です♪
今回は更なるステップアップを目指して、どんこ・こうしんとそれぞれ相性が良いおすすめのレシピについて6選ご紹介させて頂きます!
目次
干し椎茸を使ったお手軽レシピ6選
どんこを使用する場合は肉厚な食感を楽しめるメニューに、戻り時間が比較的早いこうしんは戻し汁ごと使える料理に使ったり、細かく刻んでアレンジするのがおすすめです。
いずれの種類もクセのない味わいが特徴的で和食に限らず、洋食・中華・エスニックなど幅広いジャンルに応用することができます。
【今回使ったどんこについて】
今回使用したのはマルトモ物産さんの以下の2商品。国産の大粒どんこです。
【 ▼どんこ編 】
どんこの肉詰め
白ご飯にはもちろん、お酒とも相性抜群!どんこの肉詰めのレシピです。醤油ベースのタレ以外にもケチャップ・カレー粉などの調味料を使っても美味しく仕上がります。
材料(2人前)
<材料A>
- どんこ 6枚
- 合い挽きミンチ 100g
- 玉ねぎ 1/4個
- 大葉 4枚
- おろし生姜、片栗粉 小さじ1
- サラダ油 大さじ1
- 塩胡椒 適量
<材料B>
- 醤油、料理酒、みりん 各大さじ2
- 砂糖 大さじ1
作り方
- どんこは水で戻し、軸がついているタイプの場合切り落としておきます。
- 玉ねぎはみじん切りに、大葉は細切りにします。
- ボウルに2と合い挽きミンチ・おろし生姜・片栗粉・塩胡椒を加え、粘り気がでるまでよく捏ねます。
- 3を6等分にして丸め、どんこのカサの内側に敷き詰めていきます。
- フライパンにサラダ油を熱し、肉を詰めた面を下にして焼いていきます。
- 表面に焼き色がついたら裏返し、少量の水を加えて2分程度蒸し焼きにします。
- 材料Bを加え、しっかりと煮絡めて完成です。
どんこ入り海老のアヒージョ
お家でアウトドア気分を楽しめる、どんこ入り海老のアヒージョのレシピです。お好みでフランスパンやクラッカーをオイルの中につけながらお召し上がり下さい。
材料(2人前)
- むき海老 1パック
- どんこ 3枚
- にんにく 2片
- 鷹の爪 1本
- オリーブオイル 150ml
- 塩 適量
作り方
- 水で戻しておいたどんこを2等分に、にんにくはみじん切りに切っておきます。
- フライパンにオリーブオイル・にんにく・鷹の爪・塩を加えます。
- 香りが立ってきたらどんこ・むき海老を投入します。
- 弱火で約2~3分程度煮込み、海老にしっかりと火が通ったら完成です。
どんこソテーのねぎ塩ダレ添え
こちらのレシピは箸休めにぴったりの一品。ねぎ塩ダレは冷蔵庫で5日間ほど保存することが可能ですので、まとめて作り置きしておくと大変便利ですよ。
材料(2人前)
<材料A>
- どんこ 6枚
- 長ねぎ 1/2本
- ごま油 小さじ2
<材料B>
- 醤油、料理酒 各大さじ1
- ごま油、砂糖 各小さじ2
作り方
- どんこは水で戻しておき、長ねぎはみじん切りにしておきます。
- 小さめの容器に1の長ねぎ・材料Bを混ぜ合わせます。
- フライパンにごま油を熱し、1のどんこを加えます。
- 両面こんがりと焼いたら器に盛り付けます。
- どんこソテーの上に2のねぎダレをかけて完成です。
【 ▼こうしん編 】
こうしんとほうれん草の白和え
こうしんの柔らかくジューシーな食感と旨味が味のアクセント!こうしんとほうれん草の白和えのレシピです。豆腐は予め湯通しをしておくことで、短い時間でしっかりと水切りをすることができます。
材料(2人前)
<材料A>
- 豆腐 1/2丁
- ほうれん草 100g
- こうしん 2枚
<材料B>
- 醤油、砂糖 各大さじ1強
- みりん、料理酒 各小さじ1
作り方
- こうしんは100cc分の水で戻し、細切りにします。(戻し汁は後で使うためおいておきましょう。)
- ほうれん草は塩を少々加えたお湯でサッと茹で、冷水に取ったら水気を絞って食べやすい大きさに切ります。
- 豆腐は水切りし、すり鉢に投入してペースト状になるまでしっかりと混ぜ合わせます。
- 鍋に1の戻し汁と材料Bを煮立て、こうしんに味を含ませます。
- 3に2のほうれん草と4のこうしんを汁ごと加え、よく和えたら完成です。
鮭の豆乳寄せ鍋
こうしんで取った戻し汁を使えば、冬の風物詩である鍋料理もお手のもの!市販の鍋スープに頼ることなく、本格的な味わいに仕上げることができますよ。
材料(4人前)
<材料A>
- 鮭の切り身 4切れ
- 豆腐 1丁
- 白ねぎ 1本
- 白菜 1/4個
- じゃがいも 2個
- 人参 1本
<材料B>
- 水 1リットル
- こうしん 4枚
- 昆布 10g
<材料C>
- 豆乳 1カップ半
- 白味噌 大さじ3
- 醤油 大さじ2
- 塩 適量
作り方
- 鍋に1リットル分の水を注ぎ入れ、こうしんを加えたらひと晩置きます。
- 1の中に昆布を入れ、30分程度浸しましょう。
- 全ての具材を食べやすい大きさに切っておきます。
- 鍋を火にかけ、沸騰する直前に昆布を取り出します。
- 4の中に材料Cを加え、味を整えたら鮭→人参・じゃがいも→白菜・白ねぎ→豆腐の順番で煮込み、全ての具材に火が通ったら完成です。
ジャージャー麺
ジャージャー麺は自宅で作るのは難しいイメージがあるかもしれませんが、こうしんを使えば濃厚な旨味が加わるため、身近な調味料だけで十分満足感のある味わいに♪
食物繊維も摂れるので、豚ミンチだけで肉味噌を作るよりも血糖値の上昇をグッと抑えることができます。
材料(2人前)
<材料A>
- 中華麺 2玉
- 豚ミンチ 150g
- こうしん 4枚
- 長ねぎ 1/2枚
- きゅうり 1本
- 白髪ねぎ 適量
- にんにく、生姜 各1片
- ごま油 大さじ1
<材料B>
- 味噌、砂糖、戻し汁 各大さじ1
- 醤油 小さじ2
- 豆板醤 小さじ1
作り方
- 水で戻したこうしんは粗みじん切りに、長ねぎ・にんにく・生姜はみじん切りにしておきます。
- きゅうりは千切りにし、白髪ねぎは水にさらしておきます。
- フライパンにごま油を熱し、にんにくと生姜を炒めていきます。
- 香りが立ってきたら豚ミンチ・長ねぎ・こうしんを加えます。
- 豚ミンチの色が変わってきたら材料Bを加え、しっかりとほぐしながら更に炒めていきましょう。
- 鍋にお湯を沸かして中華麺を入れます。パッケージの表記時間通りに茹でてお湯を切り、流水で洗ったら水気を切ります。
- 器に中華麺を盛り付け、5ときゅうり・水気を切った白髪ねぎをトッピングして完成です。
干し椎茸料理で人生の質を高めよう
食は日々の自分自身を作り出す、いわば大黒柱のような存在。
食事の質が良ければ健康状態の維持や社会生活の営みにも役立つほか、何より “美味しい”と心から思える料理を食べることは生活の質を向上させることに繋がります。
特に干し椎茸は芳しい香りや、心地良い咀嚼音、口に乗せた時のしっとりとしたテクスチャーなど五感で楽しめる要素が多いため、いつもの食卓にワンランク上の豊かさをもたらしてくれることでしょう。
ご興味がある方は是非、本記事でご紹介したレシピを参考にしてみて下さいね。